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2022.12.23
2学期の終業式を行いました
12月24日(金)オンラインにて2学期の終業式を行いました。
橋本浩二校長は、以下の式辞を述べられました。
『おはようございます。長かった2学期も終わり、令和4年も残りわずかとなりました。明日から始まる冬休みには、当たり前のことなのですが、今年と来年をまたぐ、新年を迎えるという節目があります。今年は、自分にとってどうだったのか、来年、令和5年はどんな年にするのか、楽しいイベントが続く中で、ふと、そんなことを考えることもあり、どこかに緊張感がある、表現しにくい特別な、そして大切な時期だと思います。
そんな時期だからこそ、この2学期終業式でいつもお話しすることがあります。それは、自分の身の回りに起こることを「他人のせいにしない」、「環境のせいにしない」「変えるべきなのは自分だ」ということです。
日常の中で嫌なことがあったり、前向きに物事とらえられなくなると、つい、「悪いのはあの子だ」「あの人のせいで私はこうなった」と思ってしまうことがたくさんあるのではないでしょうか。では、あの子が変われば、あなたは変われますか?環境が変わればあなたは変われますか?私は、自分が変わろうと思わない限り、自分を変えることはできないし、周りが変わることもないと思っています。「他人のせいにしない」、「環境のせいにしない」「変えるべきなのは自分です」ということに気がつかない人は、今後もずっと周囲に振り回され、周囲に腹が立ち、周りの責任にしていきます。常に「自分に原因がある」と思える人は、周りを変えていくことが、環境を変えていくことが出来、人としてどんどん成長し、人生が変わっていくとはずです。
先日、転職についてアドバイスをする会社の人とこんな話をしました。
「転職を希望しているけど、転職先が決まらない、何度転職の試験を受けても合格しない」という人の共通点は、「他責」、つまり転職理由から何から何まで全部、他人のせい、他人が悪いと考え、「自責」つまりは、自分に責任があるから改善しようという考え方が乏しい、という点だそうです。
前の会社は、こうだったから自分に合っていない、とか、前の会社は、こんな人ばかりで嫌だ、とか面接試験の会話中、ことばの端々に出るそうです。まわりが、自分に気を使ってくれない、まわりが、自分に合わせてくれない。そんな不満を抱えた状態では、なかなか転職先の会社は採用してくれないそうです。
それでは、「自分が変わらなければならない」という思いを常に持ち続け、来年が良い年となることを願っています。
最後に、先日の神戸新聞の投稿欄(11月中旬頃に本校3年女子生徒が電動車いすの83歳の男性を大久保駅まで先導したお礼の記事、11月30日の神戸新聞夕刊のイイミミ)を紹介して終わりとします。
(新聞原稿を読む)
以上、2学期終業式の式辞とします。』
終業式のあと、生徒は各ホームルームで担任から1人ずつ通知票を手渡され、2学期を振り返り、勉強と部活動に充実した冬休みを過ごし、ステップアップすることを誓ったと思います。
年末年始も基本的な感染対策の徹底を継続し、3学期に新たな希望を抱き、笑顔で登校することを願っています。